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2023/08/04

【ソファー修理】本革ソファー 全体補修、染め直し修理

みなさんこんにちは!

革研究所滋賀東近江店の桑原です。

今回の修理事例は

本革ソファーの汚れ、ひび割れ、剥がれによる補修、染め直し修理のご依頼です!

 

修理事例のご紹介の前に、、、

本日よりソファー修理キャンペーン実施中です!

通常よりもかなりお得になっていますのでソファーの汚れ、傷、ひび割れ等の劣化が気になる方はお気軽にご連絡くださいね!

詳しくはこちらをクリック!

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ソファー修理キャンペーン詳しい内容はこちら

 

それでは修理前の画像をご覧ください。

今回はこちらのソファーです。

遠目で見ると少し汚れている感じかなといった所ですが、近くで見てみると、、、

肘掛け背もたれ部分はそれほど傷んでいないのですが、黒ずんで汚れが目立ちますね。

色合いが白なので仕方ないですよね。

この汚れは想定内で使っていたら汚れは必ず蓄積されていきます。

 

そして、今回ご依頼いただいた一番の理由はこちらの部分になります。

座面部分の画像になります。

かなり傷んでいますよね、、、

この傷みはただのひび割れではないのです、

これは革表面の色(塗膜)がペロペロと剥がれてきてしまっているのです。

もちろん多少のひび割れはあり多少劣化してきていますがそれよりも革表面の色剥がれの方が深刻な状況でした。

このまま使っていてもポロポロ剥がれてくるので座ったら服にもその破片がついたり、床に落ちたりして部屋を汚すこともあり、ご依頼されたお客様は非常にお困りでした。

さらに、このソファー購入されてからまだ3年前後という事で当店がいつも修理しているソファーに比べるとまだ新しい部類に入るソファーでした、、、

 

革の素地自体はまだ使える状態でしたので張り替えせずに補修、修復修理をさせていただきました。

 

それでは早速修理完了後の画像をご覧ください。

 

本革ソファー全体補修、染め直し修理完了後の画像です!

いかがでしょうか!

黒ずんで汚れていたソファーもキレイになりました!

もちろん張り替えせずに修理していますので張り替えや買換えよりも費用は抑えられお気に入りのソファーもそのまま使えるようによみがえります!

 

補修、修理に入る前に一度全体的にクリーニングをし、汚れを落としていきます。

その後補修等の作業にはいります。

 

クリーニングではどれくらいキレイになったのかというと、、、

まず黒ずんで汚れていた部分は、

分かりやすく縫い目で区切ってクリーニングしています。

縫い目より右側が汚れている状態

左側がクリーニングして汚れを落とした状態

 

この状態まだ汚れを落としただけで補修も何もしていないです。

クリーニングだけでもここまでキレイになるのです。

どれだけ汚れがついていたか丸わかりですね!

 

そして、クリーニングで汚れを落とすと、、

ひび割れが出てきます。

まだ薄いひび割れですがこのままの状態にしておくとこのひび割れから劣化が進みどんどんひび割れも深くなり最終的には革が破れてしまうのです。

 

ソファー汚れのご注意点

ここで一つみなさんにご注意してほしいのが、

今回のように汚れが蓄積されている状態でクリーニングすれば見た目はキレイなります。

しかし、今までその汚れで隠れて分からなかったひび割れや傷、劣化がこのように浮き出てきてしまいます

汚れたままつかっていると当然この劣化にも気づかないままになってしまいます。

そして、劣化が気になるな~と思った時には実はかなり革の劣化が進行してしまっているので手遅れになってしまうこともあります。

その為、定期的にクリーニングで汚れを落としてあげる事でソファーの傷みも酷くなる前に把握できるので申告な劣化になるまえに何らかの対処ができます。

このことから定期的なクリーニング、保湿メンテナンスはソファーを長持ちさせるためにも非常に重要になって気ます。

 

クリーニング液や保湿クリームは何を使えばいいの?

と分からない方も多いと思いますが、ネットショップや家具屋さんで市販されているもので特に問題ないです。

ただ、稀に革との相性が悪い場合や革の種類によって使い分ける物もありますのでその場合は家具屋さん等の店員さんに聞いてくださいね。

しかし、家具屋さん等の販売店では取り扱っている商品をどうしてもオススメされるのでその他にどんなものがあるのかをもっと知りたい方は、、、

当店でもご相談だけでも承っております。

当店で販売している物もありますが、今まで使ってきた中でいいなと思った商品もいくつかご紹介もできますのでより幅広い商品をオススメする事もできます。

 

少し今回の修理とは話がずれてしまいましたね、、、

 

クリーニング後 補修、修復修理、染め直しすると

それでは補修、修理をすればどのようになったでしょうか、

まずは肘掛けと背もたれ部分は、、

黒ずんで汚れていたのもキレイになっていますね!

そして、クリーニング後に出てきた薄いひび割れも補修し、その後しっかりと下地施工をし塗料を調色しもとの色に近い色を作ります。

その後塗装し、色止めコーティング、防汚加工をしています。

作業工程簡単に説明しましたが革の質感等を重視して施工しますのでそう簡単にはできない作業で意外に時間のかかる修理なのです。

 

そして、一番傷みが酷かった問題の座面は、、、

 

こちらもキレイになっていますね!

革が少したるんでいるように見えるのは革が伸びてきている分たるんでいる感じになっています。

今回はそのままの状態で修理しましたがご要望があれば一度分解しウレタンまたは綿等を補充してたるみをなくすこともできます。

 

そしてこの座面で一番大変だったのが、、、

今回の場合ひび割れもありましたがそれ以上に表面の塗膜の剥がれが酷かったのでまずこの剥がれをどうにかしないといけないのです。

通常ここまで剥がれてくるのは珍しいです。

剥がれた原因として考えられるのは、

座面で座ったり飛び跳ねたりすると革はどうしても伸びてきてしまいます。

その革の伸びに塗装膜が追い付かず全体的に剥がれてきてしまっている状態と考えられます。

通常家具に使われる革は負荷がかかるので塗装、コーティングされている塗料、溶剤もそれ用の柔軟性のあるものが使われているのでそう簡単には今回のようには剥がれないです。

しかし、このソファーに使われている革は剥がれてきているのでそうではない革が使われているかまたはコストを極力抑えるために海外製のお安価な革が使われているかです。

 

海外製の安価な革の場合塗料や溶剤もどのようなものが使われているか分からなく、仕上げ工程も不明な点が多く下地の革素材に塗料がしっかりと食いついていない事からこのような状態になってしまっているのかなと思います。

 

 

そして、表面塗膜剥がれの革は補修、修理するのが非常に手間がかかり慎重な作業が必要で通常の修理よりも何倍も時間がかかるのです。

作業工程は、基本は他の部分と同じように

クリーニング⇒下地処理⇒塗装⇒色止めコーティング⇒オイル仕上げ

の工程になります。

今回の座面塗膜剥がれの場合、下地処理にかなりの時間がかかります。

そして、この下地処理が工程の中でも一番重要な工程となるので丁寧で慎重な作業が必要となってきます。

 

革表面の塗膜が剥がれてきているという事は、

元の革素材に塗料がしかっりと食いついていないということになります。

そのままの状態で補修、染め直ししても元の塗膜が残っている状態ではまた同じように剥がれてくる可能性が高いので元の塗膜を剥がせるところまで丁寧に剥がしていく必要があります。

この元の色を剥がすのに実はかなり時間がかかるのです。

 

塗料剥がし用の溶剤で丁寧に剥がしていくのですが、、、

通常は塗料剥がしで剥がしていくと元の塗料は溶けて剥がれていくのですが、、、、

このソファーに使われている塗料は溶けない、、、

そして、ボロボロ粉になって剥がれてくる、、

という事で剥がし、下地処理でかなり時間がかかりました。

 

下地処理後、調色し塗装します。

色合いは使用されている状態ですとどれだけキレイでも多少なり経年劣化で変色や退色等を起こしているので同じ色合いに見えても一点一点色合いが微妙に違います。

完全一致の色合いを復元する事はさすがにできないですが出来る限り元の色や現状の色合いに近い色合いを復元しています。

この調色も少し色を加えるだけでもかなり違ってきて同じ感じの色合いを出すのにもある程度経験を積まないと難しいです。

今でこそ私も始めた当初は調色にかなり時間がかかってしまっていました、、、

 

このように作業工程だけで見ると簡単に見えますがその中身を見ると熟練の職人の技術が詰まっているのです。

 

そしてその結果劣化した革もキレイに修理できるのです。

修理前後の画像をもう一度並べてみると、、、

違いがはっきり分かると思います。

 

ソファーの補修、染め直しの疑問

修理修復すればまた新品のようになるのですか??

とご質問される方も多いのですが、

現状よりキレイなります。

しかし、劣化状態により補修跡が残ったり質感が変わったりします。

 

革の強度も増しますか?

とも聞かれるのですが、

強度に関しては正確にいうと戻すことはできません。

しかし、そのままの状態で使っているよりも補修、修理する事で劣化はく止める事ができるので現状維持で長く使っていただけるようになります。

 

このことから、擦れや色はげ等劣化状態が軽度な時に補修、修理をご相談いただくことでより新品時に近い状態で長く使っていただくことが出来ます。

逆に劣化が進むと補修、修理にも限界がありますので補修跡が残ったりし、劣化が酷く強度が保証されない場合は今回のような修理は不可となり、張り替えをお勧めする場合があります。

張り替えの場合は作業工程もさらに増えるのでその分費用も高額になりがちです。

 

今回のそのままの状態で革を補修、修復修理の場合は分解作業等もないのでまだ比較的費用も抑えられます。

また、修理方法もお客様のご要望やご予算に合わせ幅広い修理方法を柔軟にご提案させていただきますのでお気軽にご連絡ください!

もちろん他店に断られた高級ブランド品のソファー等もご対応しておりますので安心してお任せください!

 

 

その他ソファー修理事例はこちらをクリック!

 

 

 

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お気に入りの革製品、傷、ひび割れ、破れなど状態で様々な修理方法やメンテナンス方法をご提案させていただきます。
また、革製品の修理は高そうだから諦めておられる方是非一度ご予算もお聞かせください。
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修理方法はお客様のご予算に合わせた修理方法をご提案します。

 

革製品の修理、染め直しは革研究所滋賀東近江店まで!

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