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2025/03/28

Louis Vuitton¦ヴィトンバッグ内張り交換修理

みなさんこんにちは!

革研究所滋賀東近江店の桑原です!

日々の修理事例をご紹介しています。

 

 目次 

1.今回の修理事例

2.ヴィトンバッグ修理前画像

3.ヴィトンバッグ修理完了後画像

4.内側がべた付く原因は

5.革製品でお困りなら、、、

 

 

今回の修理事例

今回修理ご依頼いただいた商品は、、、

ルイヴィトンバッグの内側べた付きによる内張り交換修理のご依頼です!

バッグを久々に使おうと思ったら内側がベタベタになって使いたくても使えない…

といった経験のある方多いのではないでしょうか?

今回ご依頼いただいたバッグはルイヴィトンですがブランドにかかわらずシャネルやグッチ等の他のブランドでもよくある定番のトラブルになります。

ちなみにこのようになってしまう素材は合成皮革が使われている物に限ります。

布生地や本革が使われている場合はべた付きや剥がれ等が起こる事はありません。

それでは今回お預かりしたヴィトンのバッグどのような状態になっているのかまずは修理前の画像をご覧ください。

 

 

ヴィトンバッグ修理前画像

画像をご覧いただければ分かるかと思いますが、一番分かりやすい部分は剥がれてきていますよね。

これだけならまだ使えるのですが、それ以上に問題なのが、内側の素材全体的にベタベタになってしまっているのです。

そして、このベタベタは触ると簡単に手に付着したしまうのです。という事はバッグに何か物を入れるとそれに付着してしまうので使いたくても使えないのです。

しかも今回の場合、バッグ本体は全く傷みがない状態で内側以外は非常に状態のいいバッグなのでこのまま使えなくなるのはもったいないですよね。

それではこのバッグ修理するとどうなったのか修理完了後の画像をご覧ください。

 

 

ルイヴィトンバッグ修理完了後画像

いかがでしょうか!

劣化してべた付いて使えなくなってしまったバッグも内側の生地まるまる交換したことでまた気持ちよく使っていただけるようになったと思います。

ちなみに交換した生地は布生地なのでしばらく使わなくてもべたついたりしないので安心して長く使っていただけます。追加料金はかかりますが、本革で張り替える事も可能です。

また、今回交換した生地の色は元に近い色合いの生地で張り替えています。通常何もご指定がないと元に近い色の生地をご提案しています。

「交換するなら違う色の生地で雰囲気を変えてみたい」

と思われる方もおられると思います。その場合は生地色は何色かご用意していますのでその中から選んでいただけます。

こちら今回とは別のヴィトンのバッグです。同じくべた付いいてハガレ等もあり使えない状態になっていますね。

何もご指定がない場合は通常茶色の生地になります。

このバッグは生地の色を替えて張り替えをさせていただいています。

交換後の画像をご覧ください。

エンジ色の生地に交換しています。

元とは雰囲気が変わって新鮮ですよね。また、内側ですので外からの見た目は全く変わらないのでワンポイント的にもいいかもしれませんね。

このように、生地の色も数種類ありますので少し雰囲気を変えてみたいと思う方はお気軽にお申しつけくださいね!

 

その他Louis Vuitton修理事例はこちらをクリック!

 

 

内側がべた付く原因は

べたついたりボロボロに剥がれる状態を加水分解と言います。

よくあるのは今回のバッグのほかに、スニーカーやブーツのソールがボロボロに崩れて剥がれてしまう。これも加水分解になります。

加水分解が起こる主な原因は、水分・温度・酸や塩基(アルカリ)の影響です。

1. 水分(湿気)

  • 水分があると化学結合が切れやすくなり、加水分解が進行する。

  • 特に湿度の高い環境では、プラスチックやポリウレタンなどの素材が劣化しやすい。

2. 温度

  • 高温になると化学反応が活発になり、加水分解のスピードが速くなる。

  • 暖かく湿気の多い場所では、加水分解による劣化が早まる。

3. 酸や塩基(アルカリ)の影響

  • 酸性やアルカリ性の物質が加わると、加水分解が進みやすい。
    (例)汗や洗剤がポリウレタン製品を劣化させる原因になる。

4. 時間の経過

  • どんな素材でも長期間放置すると、少しずつ加水分解が進行する。

  • 革製品やプラスチック製品は、年数が経つとベタついたりボロボロになったりする。

対策

湿気を避ける(乾燥剤を入れる、風通しの良い場所で保管)
高温を避ける(直射日光を避ける、涼しい場所に保管)
汚れを落とす(酸やアルカリが残らないように定期的に手入れする)

このような対策で、加水分解を遅らせることができます!

少し難しい説明になってしまいましたが、簡単に説明すると、湿気、気温、ヨゴレこの三つの要因が重なり長期間の保存になると加水分解が起こる可能性が高くなります。

この知識を知っておくだけでも違いますので是非参考にしてくださいね。

 

 

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