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2021/07/05

レザージャケット 色褪せ、破れ修理 染め直し

みなさんこんにちは!

革研究所滋賀東近江店の桑原です!

今回はレザージャケットの修理となります。

こちらのジャケット、元は黒なのですが全体的に色褪せて変色しています。

画像を確認してもらえればわかりますが左側が特に変色が激しい状態になっていました。

このようになる原因としては日光による紫外線で色が退色している状態です。

これは保管時にどれだけ日の当たらないところで保管していても使うのは外なのでどうしても変色や退職が起こってしまいます。

特に退色が起こりやすい部位としては背中、肩、腕がこの状況になりやすいです。

また、使われている革の染め方などの影響や使用状況により色褪せや変色になる速さも違います。

 

今回のジャケットは10年以上使われているものである程度古いものですが片側だけ極端に退色しています。

こうなった原因としては保管時に日光の当たる場所に置いていたらしく左半分が酷く色褪せていますね。

さらに今回後ろ側を引っ掛けてしまい革が破れてしまっていました。

レザージャケットなどによく使われるカーフレザーやラムレザーなど軟らかく薄い革は質感もよく軽いのですがひっかけた場合は破れやすいので注意してくださいね。

このように破れてしまっても修理できますのでご安心ください。

しかし、破れてしまっているので修理した場合は質感変化や補修跡など多少残ってしまします。

まず、破れ部分の修理完了の画像です。

やはり破れた部分の裂け目は多少跡が残ります。また、破れた付近は裏から革を当てて接着し補強しているためその分革に厚みが出て少し質感も変わりますが修理することであまり目立たない感じになりました。

そのままにしておくと破れもどんどん広がるので破れた場合は早めに修理をお勧めします。

次に全体的に染め直しをした画像となります。

色褪せていた部分もキレイに黒になっています。

退色が激しかった腕の部分も染め直しすることで元の色褪せて茶色っぽくなっていたのがウソのように本来の色合いが復活しました。

これでまだまだ長く使っていただけるようになります。

 

当店で使用している塗料、溶剤は耐候性もあり色褪せなども起こりにくいですが今回のように日光に当たる部分に保管しておくとどれだけ耐候性があっても少なからず色褪せは進行してしまいますので保管は日の当たらない風通しのあるところでの保管がベストかと思います。

 

クローゼットの中で保管が一般的ですが以外に湿気がこもりやすく今回のように色褪せなどは起こらないですが逆にカビが発生することがあります。

カビが発生すると今度は染みになってしまいその染みがクリーニングでは取り除けないものになってしまいますので湿度の高いこの時期は定期的なクローゼット内の換気や陰干しをするのがオススメです。

 

擦れ傷や色はげでお困りの方、染め直しをすることでキレイに蘇りまた気持ちよく使って頂けます!

お気に入りの革製品、汚れ、傷、擦れなど状態で様々な修理方法やメンテナンス方法をご提案させていただきます。
また、革製品の修理は高そうだからと諦めておられる方是非ご予算をお聞かせください。
ご予算内で出来る修理方法もご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください!

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お問い合わせは電話、メール、LINEからお願いします。
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修理方法はお客様のご予算に合わせた修理方法をご提案させていただきます。

革製品の修理、染め直しは革研究所滋賀東近江店まで!

TEL:0749-20-7519
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