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革修理ブログ
2021/08/21
【ジャケット修理】レザージャケット 色移り 染め直し修理
みなさんこんにちは!
革研究所滋賀東近江店の桑原です!
今回はレザージャケットの修理です。
こちらのジャケット、離れて見ると何もわからないのですが、
近くで見ると。。。
このように色がついています。
白っぽい色なのでよく目立ちますね。
色が薄い色の場合よくこのようなトラブルが発生しお困りの方も多いと思います。
これは保管時に隣にあった衣類などから色が移ってしまった状態です。
色が移ってしまうと革の中に色が浸透してしまっているので表面をふき取るだけで取り除くことはまずできません。
クリーナー等で取れないからと言って自分でアルコール系のものでふき取る事だけは控えてくださいね。
理由はアルコール系は革表面にある塗装幕やコーティングを溶かして色が剥げたり、変色、染みなどになる可能性が高く二次被害になってしまいます。
さらに、アルコール系でふき取ったからと言って色移りした色は革の奥の方まで浸透しているのでアルコールで表面の塗料が剝げてもまだ色は残ってしまっている状態になってしまうのです。
これは色移りする色の成分がほとんどの場合染料系のものが多く、一番身近でわかりやすいのがデニム生地でこの生地は水分を含むと色が落ちますよね、
例えば、雨の中でビショビショに濡れてしまったデニムパンツを穿いていて家に帰って脱いでみると足が青くなってしまって洗ってもなかなか簡単に落ちなかったという経験がある方も多いと思います。
人間の場合は常に代謝しているので放っておくと色は消えていきますが革製品の場合はそういうわけにはいかないので色が移ってしまった場合色が消えることはありません。
それではこの色移りどうするかというと、、、
ジャケット色移り修理完了後の画像です。
まずは画像をご覧ください。
色が移っていた部分もキレイに元の色に復元されキレイに戻っています!
どうしたかというと、色移り下部分特殊な溶剤等で塗装幕ごと取り除いていきます。
それでもまだ色が残りますが多少は薄くはなります。
そして、その上から同じような色を作り再度塗装し色移り部分を隠すように塗装をしています。
この方法はカビ染みなども同じ方向になります。
しかし、今回のジャケットの色移りは範囲も少なく色移りの色がまだ薄かったので同色で施工しましたが、白っぽい薄い色の場合、広範囲でもっと酷い色移りや染みの場合は同じ同色塗装ではリスクもあります。
それは、色移りの場合はほとんど濃い色が多いので今回のような白など淡い色の場合は塗装し色が安定密着し馴染んでくると新たに塗装した色の下にある色移りした色が浮かび上がる可能性があります。
その為、状態が酷い場合は色移りしている色よりも濃い色へとカラーチェンジをしそのリスクを回避しています。
カラーチェンジすると元とは違う雰囲気になり別モノになるのでこちらはこちらでオススメのメニューでもあります。
革製品の色移りはジャケットだけでなく、鞄や財布、ソファーなどあらゆる革製品にあてはまりお困りの方も多いと思います。
そんな時ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
擦れ傷や色はげでお困りの方、染め直しをすることでキレイに蘇りまた気持ちよく使って頂けます!
お気に入りの革製品、汚れ、傷、擦れなど状態で様々な修理方法やメンテナンス方法をご提案させていただきます。
また、革製品の修理は高そうだからと諦めておられる方是非ご予算をお聞かせください。
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修理方法はお客様のご予算に合わせた修理方法をご提案させていただきます。
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