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2022/05/21

【ソファー修理】ソファーひび割れ補修、座面ヘタリ修理

みなさんこんにちは!

革研究所滋賀東近江店の桑原です。

今回は

本革ソファーの劣化によるひび割れ補修と座面のヘタリによる座り心地の改善修理です!

 

それではまず修理前の画像をご覧ください。

 

まずソファーの座面と肘掛部分のひび割れ、小傷、擦れの画像です。

色合いが白っぽいソファーなので色が剝げてひび割れがあっても遠目で見る分にはあまり目立ちませんが近くで見るとひび割れや色剝げが起こっているのが分かります。

手で触ってみると革の劣化している部分は少しザラザラして手に引っかかる感じになっています。

 

本革製品は丈夫な素材ですがどのような素材でも必ず劣化してきます。

そして、革の劣化が進んでくると今回のようにひび割れや色剝げが起こってきます。

この革の劣化をそのままにして使いつづけるとやがて破れてしまいます。

 

合皮レザーや布製のソファーの場合も劣化してきますがそうなるとそのままの状態で補修や修復修理する事ができない素材となり修理方法となると張り替えとなり高額な修理となってしまします。

本革の場合は他の素材と違う特徴はそのままの状態で補修や修復修理する事ができるのです。

そして、分解等の工程もないので修理費用も張り替えよりも安く仕上げる事ができます。

しかし、劣化が酷い状態、深い傷、深いひび割れ等の場合は補修や修復はできますがどうしても補修跡が残る場合があるのがデメリットですが革の劣化状態が軽度であれば補修跡などもほとんど残らず仕上げる事が可能になります。

 

そしてもう一つのご依頼内容は

座面ヘタリによる座り心地改善修理のご依頼です。

座り心地は画像では分かりにくいのですがみなさんもご想像の通り座面のウレタンがふかふかになり座ったら以前よりも沈み込んでしまうといった内容になります。

元々座り心地が柔らかいソファーもありますがある程度しっかりとした座り心地を好む方には気になると思います。

ソファー内部の構造物も長く使えば使うほど劣化してヘタリが生じてきます。

ソファーの中の構造は人間の体重を支えるように厚めのウレタンがあり、その下にそれを受け止めるように本体のフレームにバネやベルトが張られています。

 

ヘタる部分はウレタンがありますがその下にあるベルトもヘタってきます。

ソファーの種類にもよりますが鉄のバネが使われている物もありこの場合はよほどでない限りあまりヘタる事は少ないです。

 

今回のソファーの場合はウレタンも多少ヘタりがありましたがベルトタイプのもので分解してみるとベルトもヘタって来ていたのですわったら沈み込んでしまうといった原因でした。

 

ちなみにベルトがどんな感じに張られているのかというと、、

こんな感じになっています。

 

それでは修理完了後の画像をご覧ください。

 

本革ソファーひび割れ補修、座り心地改善修理完了後の画像です!

いかがでしょうか!

まずひび割れ、色剝げ部分です。

ひび割れてや擦れ、剝げがあった部分は丁寧に補修材で劣化を防いで仕上げています。

今回は座面、肘掛けのみの部分的なご依頼でした。

仕上げに塗装するのですがこちらも完全一致とはどうしても行きませんが元の色に調色し色を作っているのでほぼ同じ色合いにして塗装しますので違和感にのない仕上げになっています。

しかし、前述にも説明した通り劣化が進んだ場合はや目立つひび割れの場合は補修跡ができる場合があるのですが、こちらのソファーも画像ではあまり分かりにくいですがひび割れの跡が多少残ってしまっています。

これは劣化状態によりますので状態により仕上げに影響が出てきます。

逆に軽度なひび割れや色剝げ程度なら補修跡などもほとんど残らず仕上げる事もできますので気になる方は早めにご相談くださいね!

 

そして次に

座面座り心地の改善修理は

修理内容はしっかりとした座り心地にとのご依頼でしたので

・底ベルトの追加補強

・ウレタンの補充補強

をさせていただきました。

そうする事で座り心地も沈み込みも抑えられしっかりとした座る心地へとなりました。

ベルトの補強した画像はこちらとなります。

ベルトをこのように補強する事でしっかりとした座り心地を確保する事ができます。

 

このように内部構造の補修や修理も承っておりできるだけお客様のご要望にお応えできるようにしていますのでお気軽にご連絡ください!

 

革製品でお困りなら、、

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ご予算内で出来る修理方法をご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください!

 

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修理方法はお客様のご予算に合わせた修理方法をご提案します。

 

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