革修理|滋賀県の革修理なら革研究所 滋賀東近江店
革修理ブログ
2023/05/31
【かばん修理】GUCCI グッチバッグ 内張り交換、擦れ傷補修
みなさんこんにちは!
革研究所滋賀東近江店の桑原です。
今回の修理事例は、
グッチバッグの内張りの剥がれと革部分の擦れ傷色はげによる内張り交換修理、擦れ傷補修のご依頼です!
それではまず修理前の画像をご覧ください。
グッチの少し古いタイプのバッグです。
目次 |
古いタイプのバッグは中の生地が劣化してくるとべた付いたりボロボロと剥がれてしまって使いたくても使えない状態になってしまう事例が多くお困りの方も多いと思います。
今回ご依頼いただいたグッチの鞄の中身は、、、
画像での見た目はそれほど酷くないように見えますが、手で触ってみると生地表面がボロボロ剥がれてきて粉がいっぱいつく状態になっています。
この状態では中に物を入れても劣化した粉がいっぱいついてしまい汚れてしまうのでなかなか使おうとは思えませんよね。
こうなってしまった場合、補修はできないので修理方法としては中身の劣化した生地をまるまる新しい生地に交換する方法になります。
それでは修理完了後の画像をご覧ください。
いかがでしょうか!
劣化してボロボロ剝がれてきてしまった生地を交換したことでまた気持ちよく使っていただけるようになりました!
交換した生地は布シャンタン地を使用しておりますので今後劣化してまたボロボロ剝がれてきて使えない、、、といったトラブルもなく安心して長く使っていただけるとおもいます。
交換する素材は通常は今回のように布生地ですがご要望があれば少しプラス料金がかかったしまいますが本革での張り替えも可能ですのでお気軽にお申し付けください。
ベタついたりボロボロ剝がれてきてしまうバッグに使われている内側の生地素材は、ほぼ合成皮革が使われている物になります。
この素材は劣化してくるとこのようなトラブルが起こってしまう事が多いです。
特に普段使われていなく長期保管されている状態のときに起こりやすいです。
ベタ付いたりする過程としては、、
バッグがある程度古くなってくると当然ながら使っていなくても新品の状態は保つことは不可能となり、多少なりとも劣化は進んできます。
そして、もう一つは保管状態によります。
保管場所や、環境によっても影響が出てきます。
あまり使わないバッグや革製品などはほとんどの方が押し入れ、クローゼット、タンスなどにしまっておかれる方がほとんどかと思います。
しかし、この密閉された場所では湿気が非常にこもりやすい状態になっており、カビなども発生する事も少なくはありません。
素材の劣化と保管場所の湿気、この二つが合わさると加水分解といった化学反応が起こり合成皮革の場合、ベタ付いたり、ボロボロ剥がれたりといった状態になってしまうのです。
また、こうなってしまうのはブランド品はほとんどが海外製となっており、高温多湿な日本の気候にも合わないといった事も考えられます。
今回交換した布生地や本革が使われている場合はベタ付いたりと言ったトラブルは起きる事はありません。
※本革は一部仕上げ方によってべた付いてしまうものが稀にあります。
今回のように合成皮革が使われている場合は劣化は防ぐことはできませんが湿気はある程度気を付ければ完全に防ぐことはできませんが軽減する事は出来ます。
・長期保管の場合、定期的に陰干し等をする。
・バッグ内に乾燥剤等を使用する。
・常に使用する。
この3点があげられますが特に効果が高いのは三つ目の常に使用するです。
日常で使われている鞄の場合、生地が劣化してきても湿気がこもる事はなく常に空気が入れ替わっているので私が今まで数多くお客様の鞄を見させていただいておりますが普段使いされている鞄はべた付いてしまったりしているのはほぼありません。
しかし、普段使いの場合は外側の革がやはり傷んできてしまいますがこれは防ぐことは難しいので仕方ないのですが、、
その他の陰干し、乾燥剤等は前述にも説明した通り完全には防げませんがべた付きなどになるのを軽減やそのようになってしまうのを引き延ばすことはできますのでまだ何も対策をしておられない方はお試しください。
続きまして、
それでは修理前の画像をご覧ください。
鞄のフチ全体、持ち手のみ革が使われているバッグとなり、画像をご覧の通り革部分は擦れて傷や色はげ、色あせが全体的に起こっています。
まだかろうじて穴は開いていませんがそのままの状態で使うと穴が空いてしまいます。
それでは早速修理完了後の画像をご覧ください。
いかがでしょうか!
擦れて色はげして劣化していた革も本来の色合いになりキレイに蘇らすことができました!
今回特に酷いと思われるカド部分の擦れ傷はやはり多少の補修跡が残ります。
これは修理にも限界がありますので劣化が酷くなるにつれ跡がのこるリスクはどうしても出てきます。
色合いに関しては元の画像と比べるとかなり濃い色あいに見えると思います。
施工前後の画像を並べてもみると、、
修理前
修理後
色の違いが分かると思います。
しかし、この色合いは実は内側など色褪せや変色していない部分に色を合わせているので元は修理後の画像のように色が濃い感じなのです。
着色する色は基本的に修理する商品一つ一つその都度調色して色を作っています。
その為どんな色合いの革製品でもご対応する事ができますので革製品であれば幅広く修理する事ができます。
革製品は補修、修復修理が出来る素材になりますので小傷や擦れ傷、色褪せや変色をキレイにすることが出来ます。
しかし、補修、修復修理にも限界があり、状態が悪くなってくると補修跡が残ったり、質感が変わる場合があります。
状態が酷くなると最悪の場合は修理不可となる場合もありますので傷や劣化が気になる方、お困りの方は早めにご相談くださいね!
劣化状態が軽度なほど当然よりキレイに仕上げる事ができます!
お気に入りの革製品、修理は高いかもと諦めておられる方是非ご予算をお聞かせください。
ご予算内で出来る補修方法もご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください!
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