革修理｜滋賀県の革修理なら革研究所 滋賀東近江店

みなさんこんにちは！

革研究所滋賀東近江店の桑原です。

今回の修理事例は、

ルイヴィトンショルダーバッグのショルダーベルトの交換、ポケットべた付きによる内張り交換修理のご依頼です！

 

それではまず修理前の画像をご覧ください。

今回ご依頼いただいたのはこちらのショルダーバッグです。

少し古いタイプの物ですが人気のあるバッグで持っておられる方も多いと思います。

当店にも同じタイプのバッグ修理のご依頼よくいただいているバッグになります。

 

今回修理としてご依頼いただいている一つ目の修理内容が

ショルダーベルト革の劣化による革交換です。

劣化状態はこのようになっています。

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劣化してひび割れてきてしまっていますね、、

特にベルト1枚目画像の黒染み部分に関しては革が硬化してきていて折り曲げると簡単に革が割れてしまう感じになってします。

その他も全多的に革の乾燥が進んでおりひび割れが酷く革の強度もなくなってきている状況になっています。

長く使うとやはり丈夫な本革と言えど劣化は必ずします。

そして、劣化しているとそれに比例して強度もなくなっていきますのでそのままの状態で使っていると、、、

ある日突然革が切れてしまうといったトラブルへとつながるのです。

特に折れ曲がったり鞄の重みを受け止めているショルダーベルトや持ち手部分は負荷がかかっている分劣化は進みやすいです。

実際どんな鞄でも一番多い修理内容が持ち手やその付け根、ベルト等の交換修理が多いです。

 

それでは交換修理完了後の画像です！

 

ルイヴィトンショルダーバッグベルト革交換修理完了後の画像です！

 

いかがでしょうか！

ショルダーベルトの革をまるまる新しく交換したことでキレイになりストレスなく使える事ができるようになりました！

 

革を新しく交換したことでキレイになるのはもちろんですが強度も新品時同様になったので安心して長く使えるようになったと思います。

また、ヴィトンモノグラムに使われている革はほとんどがヌメ革で経年変化する革なので元はもっと白っぽい感じの革で使っていく間にオレンジっぽい感じへとい色がどんどん変わっていきます。

このようにヌメ革の特性上同じ色合いの革が用意できないので色合いはどうしてもずれてきます。そのなかでも少しでも近い色合いの革を選んでいます。

また、白っぽいヌメ革で交換した場合でも使っているか間にじょじょに経年変化し色合いも落ち着いてくるので馴染んでくると思います。

 

ヌメ革は顔料塗装仕上げの革と違い革の表面が表にむき出しになっている状態なのでメンテナスも重要になってきます。

メンテナスを何もしないで使い続けるとやはり革の劣化もはやくなります。

顔料仕上げの革は塗料の塗膜がありそれが革を保護しているのですがヌメ革の場合はそれがない状態なので全く使っていなくても長期間の保管でも状況によっては革が劣化し使い始めると簡単にひび割れてしまうということもあります。

 

そうならない為にも定期的に保湿のクリーム等を塗って適度な油分と栄養をあげる事によりノーメンテナンスよりも格段に長持ちします。

また、メンテナンスをすることにより革の風合いや質感もいい感じに変化していきます。

メンテナンスする事でヌメ革の醍醐味である経年変化を最大限に楽しむことが出来るのです。

 

 

そして、もう一つの修理ご依頼内容が、、、

 

ポケット内生地のべた付きによる内張り交換です。

 

それでは修理前の画像をご覧ください。

今回の鞄はメインポケットは本革なのですがその他の外の前後のポケット内側のファスナーポケットは合成皮革の素材が使われている物になります。

画像をご覧の通り生地表面がひび割れてべた付いている状態になっています。

この状況になってしまうと中に物を入れるとそのべたつきが付いてしまい大変なことになってしまいます。

そして全く使い物にならないポケットになってしまっているのです。

 

少し古いタイプのブランド品はどのブランドも同じような素材を使っているのでヴィトンに限らずシャネル、グッチ等その他のブランドも同じようにべたついたり粉を吹いて剥がれてしまったりと多いトラブルになります。

 

こうなってしまう原因としてはブランド品はほとんどが海外製となっており、作られたところの国と日本の気候が合わないというところがあり、それは、、、

日本は高温多湿の気候でありこれが大きな一つの原因となっています。

そして、保管時に気付けば使えなくなってしまっているのです。

 

保管時に使われる場所として一番多いのがクローゼット、押し入れ、タンス等がほとんどかと思いますがこの保管場所が特に湿気がこもりやすい場所になるので長期間保管されている場合は結構な確率でべた付いてしまう症状が出るのでご注意ください。

 

ポケット内は意外に湿気がこもる場所になるので内側に使われている生地が劣化してくるとそれが湿気と合わさって化学変化が起こりべた付きや剥がれが発生してくるのです。

この状態を加水分解といい、劣化した素材と湿気が合わさって起こる現象です。

これはバッグだけでなくスニーカー等でも起こる現象でよくあるのが久々にしまい込んでいたスニーカーを履いてみるとソール部分がボロボロに崩れて剥がれてしまった、、、

これも加水分解になります。

 

鞄の場合は中身の生地がダメになってしまっているだけで本体はまだまだキレイで十分に使える物が多いので中身が使えないだけで諦めて捨ててしまうのはさすがにもったいないですよね。

 

それでは修理完了後の画像をご覧ください。

 

ルイヴィトンショルダーバッグポケット内張り交換修理完了後の画像です！

いかがでしょうか！

べた付いて使い物にならなかったポケット内の生地をまるまる交換する事でキレイになりまた使えるように蘇らすことができました！

 

交換した生地は元は合成皮革の生地でしたが当店では布シャンタン地で張り替えさせていただいております。

布生地にする事で今後同じようなトラブルは起こる事がなくなるので安心してストレスなく使っていただくことが出来るようになります。

 

交換作業も今回の鞄の場合は前後外ポケット、内ポケットすべて交換したので鞄の大半を分解し生地の交換作業になるのですがこの作業も数多くの修理実績のある熟練の職人が交換修理作業をしていますのでキレイに仕上げますので安心してお任せくださいね！

 

 

それでは最後に修理前後の画像を分かりやすいように並べて比べてみると

ショルダーベルト交換

修理前

修理後

革が新品になったのでまだまだ使えるようになりましたね！

 

ポケット内張り交換修理

修理前

修理後

こちらもキレイになり同じトラブルにはなる事はないので安心してつかえます！

 

ヴィトンのモノグラムの生地は元々非常に丈夫な素材なので何もしないでも何十年も使える素材です。

革部分は劣化は当然してくるのでモノグラムの生地よりは長持ちはしない事が多いです。

しかし、本体はしっかりしているので革が劣化してひび割れたり、切れたりしても革部分のみ交換すればまたその鞄も生き返って使えるようになります。

 

実際親子3代にわたって修理して使い続けておられるお客様も多いですので、鞄のどこかが不具合かあったり破損したりして使えなくなっても諦めないでくださいね！

補修、修復、交換すればお気に入りのその鞄もまた気持ちよく使っていただけるように蘇らすことができます！

 

お困りの方、気になる方はお気軽にご連絡くださいね！

 

 

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シャネル、エルメス、ルイヴィトン、グッチ、ボッテガヴェネタの鞄、財布等の高級ブランド品修理実績多数ありますので安心してお任せください！

 

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