革修理｜滋賀県の革修理なら革研究所 滋賀東近江店

みなさんこんにちは！

革研究所滋賀東近江店の桑原です。

今回の修理事例は、

キタムラのバッグで内側生地の剥がれによる内袋交換修理のご依頼です！

 

それではまず修理前の画像をご覧ください。

内側に使われている生地は合成皮革です。

Louis VuittonやCHANEL、GUCCI等はよくべた付いてしまってつかえなくなってしまったという事がありますが、今回修理ご依頼いただいたキタムラのバッグはべた付きはしていないものの生地が剥離してきている状態になっていました。

べた付いている状態と比べるとまだマシな方かと思いますがこの状態で使っているとボロボロに剥がれてくると考えられます。

そうなってしまうと中に物を入れておくとその破片が付いてしまってやはり使いづらくなってしまいますよね、、、

 

それでは早速修理完了後の画像をご覧ください。

 

キタムラのバッグ内袋交換修理完了後の画像です！

いかがでしょうか！

劣化した生地をまるまる交換すたことで何のストレスもなく気持ちよく使っていただけるようになりました！

 

やはり合成皮革が使われている内側の生地は長く使っていると保管状況や使い方等の経年劣化が進んでくると剥がれたりべたついたりしてしまう事が多いようですね、、

これは日本の高温多湿な環境にも原因がある思われます。

また、保管時のクローゼットや押し入れ等の保管場所は思っているよりも湿気がこもるのでその湿気が原因で経年劣化した生地と湿気が化学変化を起こしべた付いたり剥がれたりするので保管時にもご注意くださいね！

特に6月～9月くらいまでは暑くて湿度も非常に高い気候が続くこともあり、この時期に内袋や内張りの他に持ち手のコバなどもべた付いてしまったりすることも多いです。

この時期は定期的に風の通る日陰の所で陰干しする事である程度は防げると思います。

しかし、日光の当たる場所や照明等がある場所に置く場合も十分にご注意ください。

今度は内側でなく外側の革が色褪せや変色、退色が起こってしまいます。

 

革製品って少し取り扱いが難しいですよね、、

でも使うほど自分になじんで使いやすくなっていくのでほとんどの方が一つは革製品をもっておられるのではないでしょうか？

 

革製品のメンテナンスや取り扱い、保管法等分からない事があればお電話でもご対応させていただいておりますのでお気軽にご連絡くださいね！

 

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