革修理｜滋賀県の革修理なら革研究所 滋賀東近江店

みなさんこんにちは！

革研究所滋賀東近江店の桑原です！

日々の修理事例をご紹介しています。

 

目次　 1.今回の修理事例 2.和光バッグ修理前画像 3.和光バッグ修理完了後画像 4.今回の修理工程 5.革製品でお困りなら、、

 

今回の修理事例

今回ご紹介する商品は、和光のバッグで猫の爪によるひっかき傷による補修のご依頼です！

猫や犬などペットのペットは飼っていると心が癒されていいですよね。

しかし、時には予測もしない行動をとる事もあるかと思います。

当店にもぺっとによるトラブルで数多くお問い合わせがあります。

特に多いのが猫や犬の爪のひっかき傷、嚙みちぎられてしまったなどのご相談が特に多いです。

ペットはかわいいですが、お気に入りの革製品が傷つけられてしまうとやはり残念な気持ちになってしまいますよね。かといって悪気があってやってはいないのでかわいいペットを憎むこともできないですね…

それでは今回お預かりした和光のバッグどのような状態になってしまったのか修理前の画像をご覧ください。

 

和光バッグ修理前画像

画像を見た感じ状態の良いキレイなハンドバッグですね。

特に表側は全く傷や擦れもない非常に状態の良いバッグです。

しかし、この画像では少し分かりにくいですが、裏面の方は大変なことになってしまっています。

バッグの裏面のアップ画像を見てみると…

近くで見るとこのようになっています。

がっつり爪でひっかかれており、爪が刺さった跡やささくれた線傷が広範囲に入ってしまっていますね。

そして酷い部分に関しては深くエグレてしまっていて革の表面がめくれて素地までむき出しになってしまっていますね。

バッグに使われている革はツルっとした革で型押しやシボのない革なのでちょっとした傷でも普通の革よりも目立つのですがここまで傷が入ってしまうと使うにもかなり気になってしまいますよね。

しかし、この状態でも補修する事でこの目立つひっかき傷をきれいな状態に蘇らすことができます。

それでは修理するとどうなったのか修理完了後の画像をご覧ください。

 

和光バッグ修理完了後画像

修理完了後の画像です。

表面は元からキレイなので特に変わらないですが、裏面に関しては傷もほぼ目立たなくなりキレイになっています。

分かりやすい近くの画像で見てみると…

いかがでしょうか！

裏面の広範囲に入っていた爪のひっかき傷もキレイになっています。

ほとんどきれいな状態に蘇らすことができたのですが、底にあったエグレて革がめくれてしまっていた酷い傷の部分に関してはやはり多少の補修跡は残っています。よく見ると程度ですが…

浅い傷や軽度な劣化などはほとんど分からないくらいまで仕上げる事ができるのですが、修理にも限界があり劣化の酷い部分や今回のように深い傷に関しては補修跡が残ってしまう事があります。

傷の場合は不意のときの方が多いので防ぐことが難しいかもしれないですが、擦れなどの劣化は軽度な時に修理する方がよりキレイに仕上げる事ができます。

小傷や劣化、擦れ、色剝げ等が気になる方は早目に補修等をお勧めします。早めに対処する事でよりキレイな状態でより長く使っていただく事ができます。

気になる方はお気軽にお問い合わせくださいね！

 

その他バッグ修理事例はこちらをクリック！

 

今回の修理工程

今回ご依頼いただきましたバッグ革のシボ（シワ）などの加工がされていない革となり傷の補修にも非常に繊細な技術が必要となってきます。

特に傷の補修や下地部分に関しては時間をかけ丁寧に施工していきます。

それではどのような工程で修理施工したのか簡単に工程をご紹介します。

 

クリーニング

まずは全体的にクリーニングし汚れを落とします。クリーニングする事で汚れによって隠れていた傷も浮かび上がってくることもありますので現状の状態を把握するのに重要な工程になります。

 

革表面の傷など荒れている部分の研磨

傷や劣化などで荒れている表面を研磨で平滑にします。また、次の工程の下地処理の足付けするのにも重要になって気ます。

 

脱脂

革表面の油分や研磨による削りカス等を丁寧に取り除きます。油分やゴミなどが付着したままの状態で次の工程に進むと塗膜の剥がれなど仕上がり後のトラブルにつながります。

 

下地処理

全体の工程で一番重要な工程になります。補修剤で丁寧に傷を埋めていきます。一回では傷をキレイに埋める事は難しいのでキズ埋め→研磨→キズ埋め→研磨といった感じで何度も状態を見ながら時間をかけて作業を進めていきます。

この工程をしっかりやっておかないと仕上がりに影響を及ぼします。その為この工程をは職人の腕の見せ所となり熟練の経験と技術が必要になってきます。

 

着色

下地施工が完了したら仕上げ近い工程になります。下地施工したままではまだ補修跡などが残ったままになっていますのでここに着色します。色合いは完全一致は不可の為出来るだけ近い色合いに調色し染め直します。今回は黒のバッグなので特に調色等必要はなかったのですが、一点一点塗料を調色し色を作っていますのでどんな色合いでも対応しており、色褪せや変色等しやすい色の場合は元の色が分からない場合がありますが、そんな時は内側やポケットの中など出来るだけ元の色が残っている部分に色を合わせて着色していきます。そうすることで元に近い色合いが復元する事ができます。

 

色止め

着色が完了すると次は色止め施工をします。着色だけで終わると色落ちや色移りなど様々なトラブルが起こる可能性があります。その為、色止め施工をし簡単に色剝げや色移りしないようにしっかりと色止めします。また、この時にオプションのトップコートや撥水加工を選んでいただいている場合はこの工程で施工します。

 

オイル仕上げ

色止め施工までが終わると最終の仕上げで革を保湿、栄養を与えるためオイルを塗布し仕上げになります。

 

ここまでが今回の修理工程になります。箇条書きにすると簡単なのですがやはり知識や技術、経験が必要な作業となっており以外にも時間もかかってきます。修理内容にもよりますが丸１日や１日では終わらない場合もありますが、お客様の大切な革製品をお預かりしておりますので時間をかけてでもお客様の満足した笑顔を見るために日々丁寧な施工を心掛けております。

お気に入りの革製品でお困りの方、気になる方はお気軽にご連絡ください。

 

 

革製品でお困りなら、、

お気に入りの革製品、修理は高いかもと諦めておられる方是非ご予算をお聞かせください。
ご予算内で出来る補修方法もご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください！
その他、傷、汚れ、擦れなどの状態などから様々な修理方法やメンテナンス方法もご提案させていただきます。

 

シャネル、エルメス、ルイヴィトン、グッチ、ボッテガヴェネタの鞄、財布等の高級ブランド品修理実績多数ありますので安心してお任せください！

バッグ、財布以外にも革小物、ジャケット、コートからソファー、椅子まで革製品であれば何でも修理します。

 

ソファー、椅子はリペアから張り替え、部分的な補修までお客様のご要望にあわせて最適な修理プランをご提案します！

本革はもちろん、合皮レザー、ファブリック等素材問わずソファー、椅子の修理承っております。

 

色はげ、退色、色移り、擦れ傷、ひび割れの補修はもちろん、

革の破損、切れによる持ち手やショルダーベルト、付け根の革交換、

ファスナー、ホック、内袋、内張り交換まで革製品のお困りごとなんでもご相談くださいね！

スニーカー、ブーツの傷や色剝げの補修、修復オールソール交換等も対応可能してます。

 

全国宅配便対応、お見積り無料！
お問い合わせは電話、メール、LINEからお願いします。
メール、LINEの場合画像を送っていただければお手軽にお見積りできます。
ご来店時は必ずご予約が必要です（出張見積もり、納品等で外出している場合があります）。

修理方法はお客様のご予算に合わせた修理方法をご提案させていただきます。

 

 

革製品の修理、染め直しは革研究所滋賀東近江店まで！

住所：滋賀県東近江市南菩提寺町690-1

MAIL: info-shiga-h@kawa-kenkyujyo.net
TEL:0749-20-7519

LINE

 

LINEお問い合わせはこちらのQRコード

またはホームページ上部の

「お電話」「メール」「LINE」

のアイコンよりお問い合わせください。