革修理｜滋賀県の革修理なら革研究所 滋賀東近江店
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革修理ブログ
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2025/08/17
Louis Vuitton｜ヴィトン修理カド破れ補修
みなさんこんにちは！
革研究所滋賀東近江店の桑原です！
日々の修理事例をご紹介しています。
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目次 |
今回ご相談いただ来ました商品は、、、
ルイヴィトンの財布でカドのほつれと表面の素材のひび割れによる補修のご依頼です！
財布で良く傷むところ、よくあるトラブルと言えば、カドやフチのすれ傷、そして、糸のほつれになります。
使っているとこのどちらかは必ず起こってしまう避けては通れない劣化になります。
今回ご相談いただきました財布はヴィトンのダミエグラフィットになり、モノグラムと同じ素材で革ではなくPVCという合成樹脂の素材になります。
この素材は革と比べると傷や汚れが付きにくく多少荒い使い方をしても革のような劣化もしにくい非常に丈夫で優秀な素材になります。
しかし、そんな素材でも長く使っていたり、使い方によっては劣化してきます。
この素材のメリットは傷がつきにくく耐久性もあり長く使えます。
しかし、デメリットもあり素材が劣化してくると革のような補修ができないというところがあります。
それでは今回お預かりしたルイヴィトンの財布どのような状態になっているのかまずは修理前の画像をご覧ください。
画像でも分かるようにカド部分が糸がほつれひび割れが深く入っていますね。
折り財布の場合、長く使っているとほとんどの場合、カドが擦れてその部分の糸が擦り切れて糸がほつれてくることが多いです。
糸がほつれているだけならその部分を縫い直すだけでいいのですが、今回は糸のほつれとダミエの生地が劣化してひび割れ入ってしまっています。
つうじょうの革の場合、擦れや多少のひび割れは補修で対応できるのですが、前述にも説明した通りダミエやモノグラムの素材は革ではなく合成樹脂素材となっているので革のような補修ができません。
もし、革と同じように補修したとしてもその補修部分は補修剤と樹脂素材は相性が悪く使っているとその部分が剥がれてくる可能性があるからです。
その為、革と同じ修理ができません。ほつれを縫い直すだけもできますが、ひび割れ部分はまた擦れたりしてどんどんひび割れは深くなっていってしまいます。
ではこのような場合の修理はどうするのか。。。
それではこのヴィトンの財布修理するとどうなったのか修理完了後の画像をご覧ください。
いかがでしょうか！
深くひび割れが入ってしまっていたダミエの財布も革をあて補強する事でまた長く使えるようになりました。
見た目は革のような修理ができないので元と同じようにはできません。
その為、当店ではひび割れ部分が広がらないように革をあて、縫い付けて補強する方法をご提案しています。
この方法にする事により、革をあてた部分は劣化したひび割れ部分に直接擦れたりすることがなくなるので劣化を食い止める事ができます。そして、あてた革がその劣化した部分を保護してくれます。
このようにモノグラムやダミエなどひび割れや欠損している場合、そのままの状態で使い続けると劣化が進み剥がれやひび割れもどんどん進んで行きますので同じような内容でお困りの方、気になる方はお気軽にご連絡くださいね！
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