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2025/10/09

レザートートバッグ ≀ カド破れ、革あて補強

みなさんこんにちは!

革研究所滋賀東近江店の桑原です!

日々の修理事例をご紹介しています。

 

 目次 

1.今回の修理事例

2.レザーバッグ修理前画像

3.レザーバッグ修理完了後画像

4.経年変化と経年劣化の違いは?

5.革製品でお困りなら、、

 

今回の修理事例

今回ご相談いただ来ました商品は、、、

革のトートバッグでカドの破れによる補修、修理のご依頼です!

革製のバッグは使い込むほどに使い方にもよりますが、経年変化がでて新品時よりも風合いが変わり味が出てきます。

しかし、経年変化と同時に経年劣化も進んでしまいます。

経年劣化は革にはあまりいい影響を与える事ができる事ができません。

そして、劣化が進んで行くと革にひび割れが起こったり、擦れて革が破れてしまったりという事が起こってしまいます。

それでは今回お預かりしたレザートートバッグどのような状態になっているのかまずは修理前の画像の画像をご覧ください。

 

レザーバッグ修理前画像

かなり使いこまれたバッグでいい感じに経年変化が起こっているバッグです。

しかし、革を良く見てみると劣化も進んできています。

今回特に劣化が目立つ部分は底のカド部分になります。

バッグのカドやフチは特に傷みやすい部分になります。今回の場合カド部分は革が擦り切れて破れて穴が空いてしまっている状態になります。

この状態、よく起こる事例でカド部分は気を付けて使っていても必ず傷んでくるので気が付けば破れてしまっているという事が多いので同じような状態になってお困りの方も意外に多いのではないでしょうか?

それではこちらのバッグ、修理するとどうなったのか修理完了後の画像をご覧ください。

 

レザーバッグ修理完了後画像

 

いかがでしょうか!

今回劣化して破れてしまっていた部分に革をあて縫い付け補強で仕上げています。

このようにした方法としてはカド部分はまず破れている範囲が約1センチくらいのヤブレになっていたのとその周辺に革が乾燥し強度が下がっていたという事もあり単純にリペアしてもまたすぐにひび割れや破れになる可能性があったためです。

また、今後修理後に長く使っていくと考えた時にやはりカド部分は必ず擦れ傷がついてきます。そうなるとそのままではまた擦れや傷で劣化に繋がります。

今後の事も考え新たに革をあて縫い付ける事でその部分は補強され、擦れや傷などにも強くなり安心て長く使っていただけるようになります。その為今回は革あて補強という方法をご提案させていただきました。

革をあてる事により見た目の雰囲気は少し変わってしまいますが、強度はこちらの方が強くなるので長く使えるようになります。

このように使い慣れたバッグのカドの破れでお困りの方お気軽にご連絡くださいね!

 

その他バッグ修理事例はこちらをクリック!

 

経年変化と経年劣化の違いは?

革製品における経年劣化経年変化(エイジング)の最も大きな違いは、その変化がポジティブ(望ましい)ネガティブ(望ましくない)かという点です。

 

 経年変化(エイジング)とは

経年変化(エイジング)は、時間の経過とともに革の美しさや味わいが深まるポジティブな変化を指します。

  • 特徴:

    • 色が深まる、濃くなる(例:ヌメ革が飴色に)

    • ツヤ(光沢)が増す

    • 質感が豊かになる、革が柔らかくなり手になじむ

    • 愛用による小さな傷やシワなどが、「味」「個性」として刻まれる

  • 要因:

    • 使用者の手の油分や摩擦

    • 日光や空気による酸化

    • 適切な手入れ(保湿やブラッシング)

適切なケア適度な使用によって促される、革製品の魅力とされる変化です。

 

経年劣化とは

経年劣化は、時間の経過とともに革の品質や機能が損なわれるネガティブな変化を指します。

  • 特徴:

    • 乾燥によるひび割れや硬化

    • カビの発生

    • 色あせ、退色

    • 革の強度が低下し、破れやすくなる

    • 放置によるベタつきや異臭

  • 要因:

    • 不適切な保管(高温多湿、直射日光、密閉など)

    • 手入れ不足(乾燥したまま放置、汚れの蓄積など)

    • 長時間の直射日光や雨濡れ

お手入れや使い方次第で、この劣化を防ぎ、経年変化を楽しむことができます。

 

 

 経年変化と経年変化の違いの比較

特徴 経年変化(エイジング) 経年劣化
変化の性質 ポジティブ(望ましい変化) ネガティブ(望ましくない変化)
具体的な例 色が濃く深くなる、ツヤが増す、革が柔らかくなる、味が深まる 乾燥によるひび割れ、カビ、色あせ、硬化
原因 使用による油分、摩擦、適切な手入れ 不適切な保管、手入れ不足、極端な環境(湿気・乾燥・直射日光)
結果 愛着が増し、世界に一つだけの風合いになる 品質が低下し、寿命が縮まる
 
 

 

革製品でお困りなら、、

お気に入りの革製品、修理は高いかもと諦めておられる方是非ご予算をお聞かせください。
ご予算内で出来る補修方法もご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください!
その他、傷、汚れ、擦れなどの状態などから様々な修理方法やメンテナンス方法もご提案させていただきます。

 

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修理方法はお客様のご予算に合わせた修理方法をご提案させていただきます。

 

 

革製品の修理、染め直しは革研究所滋賀東近江店まで!

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