革修理｜滋賀県の革修理なら革研究所 滋賀東近江店

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革研究所滋賀東近江店の桑原です！

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目次　 1.今回の修理事例 2.ヴィトン財布、カードケース修理前画像 3.ヴィトン財布、カードケース修理完了後画像 4.革製品でお困りなら、、

 

今回の修理事例

今回ご相談いただ来ました商品は、、、

ルイヴィトンの長財布とカードケースの内側の剥がれ、べた付きによる内張り交換修理のご依頼です！

内側の生地が経年劣化でべた付きや剥がれてボロボロになってしまうトラブル、今回は財布ですがこれは財布に限らずバッグにも同じ状態になってしまう事が多く、お困りになられているかたも多いのではないでしょうか？

しかも、このようになってしまう状態の物に限って外側はまだまだキレイな状態の物が多く捨てるにはもったいない物が多いです。

しかし、べたついたり、剥がれてしまって使えなくなった財布やバッグも修理すればまた使えるようになりますのでご安心ください。

それではお預かりしたヴィトンの財布、どのような状態なのかまずは修理前の画像をご覧ください。

 

ヴィトン財布、カードケース修理前画像

まずはこちら財布になります。

中身の内張り部分は劣化して表面が剥がれてしまったり、ひび割れがはじまっていたりしますね。

そして次はカードケースです。

こちらのカードケースも内側の生地が剥がれてきていますね。そして手で触ると少しべた付きもあります…

この状態では中にものをいれても汚れてしまうのでそのままでは使う事ができないですよね。

そして、長財布、カードケースの二つに共通しているのが内側劣化している以外は全体的にほとんど傷もなくまだまだキレイな状態なのです。

この状態で使えなくなっているのはさすがにもったいないですよね。

このようにべた付きや剥がれが起こる状態を専門的な言葉でいうと「加水分解」という状態になります。

加水分解を簡単に説明すると…

主な原因は、ズバリ「空気中の湿気（水分）」です。

バッグや財布の内側に使われている「合成皮革（ポリウレタン）」は、空気中の水分を少しずつ吸収する性質があります。時間をかけて水分を含んでしまった素材は、あるとき限界を迎えて結合が崩れ、表面がベタついたり剥がれたりしてしまうのです。

特に、箱やクローゼットに「しまいっぱなし」にしていると、内側に湿気がこもってしまい、劣化を早める一番の原因になってしまいます。

それではこちらのヴィトンの財布、カードケースを修理するとどうなったのか修理完了後の画像をご覧ください。

 

ヴィトン財布、カードケース修理完了後画像

そして、カードケースの方は…

いかがでしょうか！

少し分かりにくいかもしれないですが、劣化して剥がれてしまっていた生地をまるまる新しい生地に交換しました。

劣化して剥がれていた生地は元は合成皮革でしたが、交換した生地は布生地になります。

布生地にしたことで今後、加水分解を起こすことがないので安心して長く使っていただけるようになったと思います。

このように加水分解が起こって使えなくなってしまった革製品も修理する事でまだまだ使えるように蘇らすことができますので同じような状態でお困りの方はお気軽にご連絡くださいね！

 

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