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2026/09/18

レザーバッグのシミ・擦れ傷を染め直し¦クリーニングでは取れないシミの修理事例

今回ご依頼いただきました事例は、レザーバッグのシミ汚れ・擦れ傷の補修と染め直しです。

革製品は、使われている革の種類によっては水分や汚れを吸い込みやすく、シミができやすいものがあります。

飲み物をこぼしてしまったり、雨や水分が付いてしまったりすると、革の中まで染み込んでしまい、そのままシミとして残ってしまうことがあります。

こうした革の内部まで染み込んでしまったシミは、クリーニングだけでは落とすことが難しく、擦れ傷や色ハゲなども含めて、革そのものを補修して染め直す必要がある場合があります。

「シミが取れない」「擦れや色ハゲが目立ってきたけど、どうしたらいいかわからない」など、革バッグの汚れや傷でお困りの方は、お気軽に一度ご相談ください。

それでは、今回ご依頼いただいたレザーバッグのシミ汚れ・擦れ傷の補修、染め直しの修理事例をご紹介します。

 

レザーバッグ染み、擦れ傷修理・施工前

画像でも分かるようにバッグに目立つ染み汚れがありますね。

飲み物などの液体をこぼして革に染み込んでしまうとこのように染みになって跡が残ってしまいます。

そして、この染み汚れは革の内部にまで浸透している物なのでクリーニングではそう簡単に取り除く事ができません。

こうなった場合は自分でどうにかしようとせずに当店のような専門店にご相談する事をお勧めします。

インターネットなどの情報で染みを目立たなくする方法などの情報もたくさんありますが、間違った情報も多くあり、その方法で施工してしまうと状態がより悪くなる可能性が高いのでご注意ください。

実際に自分でどうにかしようとしてより状態が悪くなってしまったといったご相談も少なくはありません。

それではこちらのバッグ修理するとどうなったのかご覧ください。

 

レザーバッグ染み、擦れ傷修理・施工後

いかがでしょうか!

補修、染め直し修理を行うことで、染み汚れや黒ずみ、擦れ傷なども目立たなくなり、きれいな状態に仕上がりました。

これでまた気持ちよく使っていただけるようになったと思います。

今回の修理で一番気になっていたのが染み汚れです。

先ほど説明したように、革の内部まで染み込んだシミは、クリーニングだけで取り除くことが難しいため、今回は塗装によってシミを目立たなくする方法で修理しました。

専用の顔料系塗料を使用し、元の色に近い色に調色してから塗装しています。そうすることで、染み汚れや擦れ傷などを目立たなくし、全体をきれいな状態に仕上げることができます。

この方法のデメリットとして、今回のバッグはもともと革の風合いを重視した革が使われており、使い込むことで少しずつ色合いや風合いが変化していくタイプでした。

今回、顔料仕上げにすることで、元の革に比べると自然な経年変化は出にくくなります。

ただ、今回のようにシミ汚れや擦れ傷が目立っている場合は、補修してきれいな状態に戻すことで、また長く使っていただくことができます。

また、顔料仕上げには、革の表面を塗料で覆うことで、元の革よりも水分や汚れが染み込みにくくなるというメリットもあります。

「お気に入りのバッグだけど、シミや擦れ傷が目立ってきた」
「クリーニングだけではシミが取れない」
「革の風合いは好きだけど、汚れが気になる」

このようなお悩みがある方は、お気軽にご相談くださいね。

 

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シミ汚れができやすい革・できにくい革の違い

革製品は、使われている革の種類だけでなく、表面をどのように仕上げているかによっても、シミや汚れの付きやすさが変わります。

ここでは、よく聞く「ヌメ革」「オイルレザー」「アニリン仕上げ」「素仕上げ」「顔料仕上げ」について、簡単に説明します。

種類・仕上げ シミ・汚れ 特徴
ヌメ革 できやすい 革本来の風合いを楽しめ、使うほど色が変化する
オイルレザー 比較的できやすい オイルを含んだしっとりした革。使うほどツヤや色が変化する
アニリン仕上げ できやすい傾向 革の自然な表情を見せる仕上げ。革の模様や質感が分かりやすい
素仕上げ できやすい 表面の塗膜が少なく、革そのものの質感を活かした仕上げ
顔料仕上げ 比較的できにくい 表面を顔料で塗装しているため、水分や汚れが染み込みにくい

※これらはすべて同じ分類ではなく、革の特徴と仕上げ方法が重なっている場合もあります。

なぜシミになりやすさが違うの?

一番大きなポイントは、革の表面にどれくらい「塗膜」があるかです。

表面の塗膜が少ない革は、革本来の質感や経年変化を楽しめる反面、水分や汗、油、汚れなどが革の中に入りやすくなります。

そのため、飲み物をこぼしたり、雨に濡れたりすると、シミとして残ってしまうことがあります。

反対に、顔料仕上げのように表面を塗装している革は、表面に膜があるため、水分や汚れが革の内部まで入りにくく、比較的お手入れがしやすくなります。

ただし、顔料仕上げだから絶対にシミにならないというわけではありません。表面の状態や革の種類、使用状況によっても変わります。

 

今回のバッグに使われていた革について

今回ご依頼いただいたバッグは、革本来の質感を特に重視した仕上げの革が使われていました。

革の表面を塗装で均一に覆うのではなく、もともとの革にある筋や表情なども残した仕上げになっており、革そのものの雰囲気を楽しめるタイプです。

こうした革は、見た目や手触りに革らしさがある一方で、表面をしっかり塗膜で覆った革と比べると、水分や汚れが染み込みやすく、シミになりやすい傾向があります。

今回のシミ汚れも、こうした革の特徴が関係しています。

革本来の質感を楽しめる反面、使う際には水濡れや汚れに少し注意が必要な革です。

 

 

「汚れにくさ」と「革らしさ」は少し違う

革の表面をしっかり保護すれば、汚れや水分には強くなります。

一方で、革本来の質感や色の変化を楽しみたい場合は、表面の塗膜を薄くした仕上げが向いています。

つまり、

「できるだけきれいな状態を保ちたい」
→ 比較的、顔料仕上げの革が扱いやすい

「革そのものの質感や、使うほど変化していく風合いを楽しみたい」
→ ヌメ革やオイルレザー、アニリン系などが向いている

という違いがあります。

どちらが良いということではなく、革に何を求めるかによって選び方が変わります。

 

 

どんな革でもメンテナンスは大切

革製品は、どんな種類の革でも定期的なメンテナンスが大切です。

革は使っているうちに少しずつ油分が抜けていき、乾燥していきます。

乾燥した状態のまま長く使っていると、革が硬くなったり、表面がカサついたりして、ひび割れや破れにつながることがあります。

また、革の状態が悪くなってから急にクリームなどを塗っても、すでにできてしまったシミやひび割れが元に戻るわけではありません。

そのため、きれいな状態を保つには「傷んでから手入れする」のではなく、傷みが出る前から少しずつメンテナンスしておくことが大切です。

特にヌメ革やオイルレザー、アニリン系など、革の表面を強く塗装していない革は、水分や汚れが入りやすいだけでなく、乾燥の影響も受けやすいものがあります。

こうした革は、適したクリームなどで定期的に油分を補ってあげることで、乾燥を防ぎやすくなります。

また、革の種類によっては、メンテナンス用品を使うことで表面に油分が入り、水分や汚れが染み込みにくくなる場合もあります。

ただし、革によって使えるクリームやオイルは違います。

合わないものを使うと、逆にシミになったり、色が変わったりすることもあるため、何でも塗ればいいというわけではありません。

「革だから、とりあえずオイルを塗っておけば大丈夫」というわけではなく、その革に合った方法でメンテナンスすることが大切です。

普段から少しずつ手入れをしておくことで、シミや汚れを防ぎやすくなり、革の乾燥も抑えやすくなります。

お気に入りのバッグや財布を長く使いたい場合は、汚れやひび割れが目立ってからではなく、きれいなうちからメンテナンスをしておくことをおすすめします。

 

 



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