革修理｜滋賀県の革修理なら革研究所 滋賀東近江店

みなさんこんにちは！

革研究所滋賀東近江店の桑原です。

 

今回の修理は

スマホケースのふちのコバ部分剥がれ、傷による補修のご依頼です！

 

それではまず修理前の画像をご覧ください。

画像をご覧の通りコバ部分のコーティングが擦れて少し剥がれていてカド部分には傷が入っています。

 

コバ部分は革の断面には厚みがあり処理をせずにそのままにしておくと革断面が毛羽立ってきたり表面が荒れたりしてしまいます。

その為ほとんどの革製品はフチやカドを保護するようにコバ処理が施されています。

 

コバに使われるコーティング剤はいろいろと種類や施工方法などから

剥がれやすい物やべた付いたりする物があり、革製品を持っている方であれば一度はみなさんも経験があると思います。

 

コバコーティングはフチやカドに施されています。

しかし、この部分はもっとも擦れや折り曲げ等が起こる場所なのでどんな高級ブランドでもこのようなトラブルは起こってしまいますので仕方ない部分ではあります。

 

それでは早速修理完了後の画像をご覧ください。

 

スマホケースふちコバ剥がれ補修完了後の画像です！

いかがでしょうか！

擦れて剝がれかけていた部分や傷があった部分も補修したことによりキレイに蘇らすことができました。

画像の部分以外の所も擦れたり少しフチから剥がれかけていた部分もあり剥がれや劣化がありそうな部分はすべて剥がして今回はふち全周コバコーティング再施工させていただきました。

 

修理の場合コバコーティングの再施工は分解等はしないで補修施工します。

その為新品作成時とは違い下地の痛みなどが影響し補修跡が出る場合等もあり、また、財布や鞄等の場合組付けられている状態では少し色がはみ出したりファスナー等相手側が布などの場合色が少し滲んでしまう可能性がありますのでその点はデメリットになるかもしれません。

 

そして、この部分の修理は特に擦れや傷、折り曲げが起こる部分なので当然ながら今後ひび割れや剥がれが起こる事もありますのでご理解くださいね。

 

 

 

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