革修理｜滋賀県の革修理なら革研究所 滋賀東近江店

みなさんこんにちは！

革研究所滋賀東近江店の桑原です。

今回の修理事例は

革靴の全体色褪せ、小傷による補修、染め直し修理のご依頼です！

 

それではまず修理前の画像をご覧ください。

 

画像をご覧の通り元の色が分からない位に色が褪せてしまっています。

また、つま先付近は酷い傷はないもののお決まりの擦れや小傷が多数あり擦れが目立つ部分は少し革の表面が毛羽立ちはじめています。

 

それでは早速修理完了後の画像をご覧ください。

 

革靴全体色褪せ、小傷補修、染め直し修理完了後の画像です！

いかがでしょうか！

完全に色褪せて変色していた靴も補修、染め直しでキレイに蘇らすことができました。

 

つま先の擦れや小傷は酷くなかったので補修跡も残らずキレイになっています。

そして、問題の全体の色褪せですが元の色がほとんど残っているところがなくどんな感じの風合いで仕上げていたのかも分からない状態でしたがあまり退色していない内側に色を合わせてました。

 

色褪せはなぜ起こるの？

色褪せは特に紫外線の影響が大きくその影響で退色する事が多いです。

その為、日光にさらされる時間が多いほど退色や変色が起こりやすいです。

また、これは日光の紫外線だけでなく室内の照明でも退色しますのでご注意くださいね。。

 

着色に使う塗料にも種類があり

『染料系』と『顔料系』があります。

 

染料系は今回の靴も元は染料で着色されている物でした。

染料系の特徴として、

革に浸透させて着色するので革表面の風合いを出すことができ、奥行き感のある独特の色合いが出るのでその雰囲気が好きな方も多いと思います。

デメリットとしては耐候性が弱いため今回のように変色退色しやすいです。

また、質感、風合いを重視していることが多く多めの水で濡れた場合、服などに色移りになるケースもあります。

 

次に顔料仕上げの特徴としては

革の上に塗料を乗せ着色しています。

革に塗膜ができ革の保護もできて染料系のように変色や退色が起こりにくく耐候性があります。

また、色落ちなどしないように色止めも施されている物がほとんどで色移りする事もほとんどないので使いやすい革になります。

しかし、革の上に塗料が乗っている分染料系のような革素材の風合いはやはり損なわれます。そして、奥行き感のある色合いもやはりなくなってしまいます。

 

今回修理した靴は色褪せしにくいように顔料で着色しています。

しかし、それでは元の染料系の風合いが物足りなくなってしまいますよね。

そこで顔料で着色した後にさらに染料で着色しています。

染料だけで仕上げている風合いには少し劣りますが顔料塗料も使っているので変色や退色もしにくく仕上げにしっかりと色止めコーティングもしているので色移りもしにくくしているので安心して長く使っていただけるようになったと思います。

 

しかし、紫外線にさらされる時間が長い場合は顔料仕上げでも変色、退色は起こりますのでご注意くださいね！

特に保管時、日光や照明に常に当たる場所での保管はリスクがあります。

 

今回のように変色や退色でお困りの方はお気軽にご連絡くださいね！

 

 

革製品でお困りなら、、

お気に入りの革靴やブーツの擦れや傷、色はげなどでお困りの方、お気軽にご相談ください！

修理することでキレイに蘇りまた気持ちよく使って頂けると思います。

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修理方法はお客様のご予算に合わせた修理方法をご提案させていただきます。

 

革製品の修理、染め直しは革研究所滋賀東近江店まで！

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